583系、4月8日にさよなら運行
昭和40年代、昼も夜も効率良く運行させることができるようにと開発されたのが、583系。「はつかり」や「ゆうづる」などとして、東北線などを忙しく走り回っていました。山陽新幹線や東北新幹線の開業で本来の使命を失い、419系等に改造されたものもありました。2012年3月のダイヤ改正で大阪-新潟間の急行「きたぐに」が廃止され、その後は団体列車や臨時列車として走っていましたが、ついにJR東日本秋田支社に所属する1編成(6両編成)が引退することになりました。今後どうするかは未定で、保存する可能性もあるようです。
JR東日本秋田支社は3つのコースで団体列車の企画を行います(いずれも日帰りの昼行です。1人から申し込みできます)。最終運行は4月8日の秋田-弘前間となっています(当日は2往復します)。その後、4月9日9:30ごろから11:30ごろに秋田駅2番線において、583系の車両展示会を行います。外観を見るのは自由ですが、車内を見る場合は応募による事前予約制とすることを考えています。583系に因んだグッズの販売も予定しています。4月8日からは秋田駅と弘前駅において、「『ありがとう583系』ラストラン記念入場券」の発売を行います。4月1日から5月7日の間、秋田駅改札内において、「特急形寝台電車『583系』ラストラン記念写真展」を開催します。
話は変わりますが、3月4日のダイヤ改正で485系の定期運用を終え(現在は糸魚川-新潟間の快速として走っています)、3月18日と19日にラストランイベントを行います。18日は酒田に、19日は直江津に行きます。485系はまだイベント用車両が残りますが、583系はこの4月8日で完全に引退するのです。一つの時代の区切りというべきことでしょう。
(参考:JR東日本秋田支社ホームぺージ https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20170217-2.pdf、JR東日本新潟支社ホームぺージ http://www.jrniigata.co.jp/Scripts/press/20170213485lastrun.pdf、河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170218_43017.html)
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