山口市役所が小郡に移る?
山口県の県庁所在地、山口市。しかし、その市役所の本庁舎は建設後50年以上が経過し、老朽化と狭小化が問題となっていました。総工費120~150億円をかけて改築する予定ですが、建設候補地が2つあります。
山口市本庁舎の整備に関する検討委員会(第三者委員会)は2月10日、渡辺山口市長に答申を提出しました。2015年11月から7回の議論を経てまとめられたその答申によれば、建設候補地は現在の庁舎がある旧山口地区と新山口駅のある小郡地区の2つが上がっています。それぞれの候補地において点数評価を行い、旧山口地区のほうが小郡地区よりも若干点数が高いようですが、答申では2案が併記され(ただ旧山口地区を推しています)、1か所に決めることはしませんでした。
新しい市役所本庁舎の位置は、山口市が2017年度中にまとめる基本方針や市議会での議論によって決まることになりますが、旧山口地区と小郡地区の対立が激しくなるという見方もあるようです。特に旧山口地区は役所があるから栄えている面もあり、市役所が逃げられたら大きな損失となるでしょう。
(追記)
2017年6月5日の山口市議会本会議における、渡辺山口市長の発言によれば、山口市の新庁舎は旧山口地区になるようです。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12785680Q7A210C1LC0000/、日テレNEWS24 http://www.news24.jp/nnn/news8709211.html)
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