「S-TRAIN」は当面2編成体制
西武等が3月25日から有料座席指定列車、「S-TRAIN」を走らせるということは以前にも記事にしましたが、その日にダイヤ改正も行います。
簡単に「S-TRAIN」以外のダイヤ改正について触れることにします。休日の「むさし63号」の発車時間を1時間繰り下げ、池袋9:00発とします。この列車は終点飯能で各駅停車西武秩父行きに接続します。休日の朝の上り特急の西武秩父発を原則として毎時25分に統一します。平日、池袋線、新宿線の両方で、所沢に朝7時台に到着する下りを1本ずつ増発します(新宿線は田無行きを延長)。平日及び休日の早朝に運転される保谷発小竹向原行きを小手指始発(小手指5:02発)とし、運転間隔を短縮します。休日の飯能を8、9時台に発車する下りは全て8両編成となり、秩父方面へのお出かけが快適になります。休日の池袋17:25発は準急所沢行きから快速飯能行きに変わります。休日においても西武プリンスドーム(3月1日からはメットライフドーム)で野球が開催される日の池袋直通の臨時優等列車を全て10両編成とします。
そして最大の話題の「S-TRAIN」についての続報です。当面走るのは2編成だけのようです。転換クロスは運転台で一斉に向きを変えることができますが、客が個別で向きを変えてボックスシートにすることもできます。座席の背面には傘掛けやドリンクホルダーがあり、クロスシートの場合、壁にあるコンセントも使えます(車端部はロングシートで固定されていますが、そのロングシートにもコンセントはあります)。4号車のトイレはバリアフリーに対応したもので、ベビーベッドもあります。ドアは保温を考慮して、ボタン式の半自動です。西武のターミナルである池袋には入りませんが(地下鉄駅は通ります)、運用によってはほかの通勤電車同様、乗り入れ先の車庫に入ることもあるようです。
40000系は全部で8編成入りますが、今回導入される2編成以外は、中づり広告があります。また、これから導入される6編成のうち2編成はクロスシートにすることはできないようです。
(追記)
ロングシートの40000系には、トイレがありません。パートナーゾーンと半自動ドアはそのまま残されています。
(参考:西武ホームページ http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2016/__icsFiles/afieldfile/2017/02/09/20170209diakaisei.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2017/02/10/290483.html、http://response.jp/article/2017/02/14/290652.html、鉄道ホビダス rail.hobidas.com/rmn/archives/2020/01/4000040151_1.html)
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