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「SL冬の湿原号」、SL要修理のためディーゼル機関車で代行

 釧路湿原を走る釧網線の冬の観光列車、「SL冬の湿原号」。今シーズンもSL(C11-171号)での運行でした。しかし、肝心のSLが走ることができなくなったのです。

 その理由は、2月9日の運行でできた車輪の傷。運行終了後、車両基地で検査しているときに見つかったのです。ブレーキ時の滑走によると考えられています。直径800~860ミリの通常の車両の車輪なら、札幌や函館の車両基地にある専用の旋盤で修理することができます。しかし、今回傷ができたのは運が悪いことにSL車両の車輪。直径が1520ミリあり、北海道では修理することができません。本州にあるメーカーで修理することになるのです。修理には6か月ほどかかり、代わりの車両もないので、今シーズンでのSL走行はできなくなるのです。

 「SL冬の湿原号」は2月26日までの今シーズンの運行を、ディーゼル機関車での運行に置き換えます。客車は変わらず、指定席の変更はありません。ただし、肝心のSLがいなくなったのですから、手数料なしで切符の払い戻しに応じ、SLとそれ以外の列車での指定席料金に差があることから、その差額を返金します。
(参考:JR北海道ホームぺージ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170210-1.pdf、北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0367343.html、47NEWS https://this.kiji.is/202693354619667962)

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