新潟-村上間高速バスの代替交通は乗合タクシー
新潟と村上を結ぶ高速バスの村上線は2016年9月に廃止されましたが、その代替交通として村上市は、2017年4月3日から定員9人のジャンボタクシーを使った高速乗合タクシーを運行することにしました。1年間の実証運行です。
乗合タクシーを走らせる目的は、新潟市内の病院に通院する人の負担軽減。新潟市中央区にある新潟万代など4つの病院に用事がある人のみ使うことができます。乗合タクシーは平日に限り運行し、1日2往復します。新潟市内の乗降場所は4つの病院、村上市内は市役所など5か所です。運賃は800~1000円で、事前の予約が必要です。
同じ2016年9月には新潟と阿賀町を結ぶ津川・上川線も廃止になりました。こちらも2016年10月3日から、地元阿賀町が費用の一部を負担してマイクロバス(28人乗り)での運行を行っています。1年間の社会実験というかたちで運行しています。こちらも平日のみの運行で、1日2往復します。新潟市内の乗降場所は4か所の病院、阿賀町は8か所です。運賃は採算をとるため最大で片道1500円と高くなっています。阿賀町の人が新潟市内で高度な医療を受けるために代替運行を行っている路線ですが、阿賀町としては新潟市内の人にも温泉などを訪れるために使ってもらいたいとのことです。
(追記)
新潟県内には新潟と長岡を結ぶ路線など高速バスがいくつかありますが、残っているところも経営が厳しいようです。減便されている路線もあります。そこで新潟県はそういう高速バスの維持のために、支援制度を設けます。3月23日に可決された2017年度予算に1883万円を計上しています。
(参考:新潟日報ホームぺージ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20161126293550.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/161004/rgn1610040007-n1.html、http://www.sankei.com/region/news/170324/rgn1703240030-n1.html)
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