阿佐海岸鉄道のDMVは2020年までに運行開始予定
JR北海道を始め、様々なところで実験走行が繰り返されていたDMVですが、どうやら本格的な走行をするようです。
3日に徳島市内で開かれた「阿佐東線DMV導入協議会」(徳島県、高知県など関連自治体で構成)の第2回会合で承認された計画によれば、DMVは2020年までに導入されるのです。阿佐海岸鉄道にDMVを入れること自体は事前にも話があったのですが、驚くのはその時期。3~4年後には実用化するのです。
DMVが走るのは徳島県海陽町にあるJR四国の牟岐線の阿波海南と高知県東洋町にある阿佐海岸鉄道の甲浦との間。ひと駅だけJR四国に乗り入れています。その理由は、JR四国と阿佐海岸鉄道の境界の駅である海部が高架駅であるから。DMVの特徴は鉄道と道路を車両が行き来することですが、高架駅でそのような行き来をさせようとするならば道路を引っ張ってくる必要があり、その分コストがかかります。そこで阿波海南まで乗り入れることにしたのです。阿波海南は駅の改修が必要となりますが、JR四国とは今後調整を行うようです。DMV専用区間となる阿波海南-海部間を阿佐海岸鉄道に譲渡してもらうことも考えています。甲浦から先は具体的なルートはまだ決まっていませんが、道路を走って室戸市まで行きます。観光用なら知名度の高い室戸岬まで行くことでしょう。
運行会社については、道路を走る部分はバス事業者としての許可がいるため、当面の間は地元のバス会社に運行を委託します。自前で車庫の整備や運転士の確保をする必要がなくなります。最初は周遊観光やイベント運行など観光目的で走らせ、最終的には阿佐海岸鉄道自らが許可をもらって、地域住民の足としての定期路線として運行する予定です。車両はマイクロバスを改造したものを使います。座席は20~30席程度で、開業までに3台用意します。2017年度に発注して、2019年度には試験走行を始めます。
事業費は車両の調達(約3.6億円)や鉄道と道路の接続地点の整備やホームの改修(約2.8億円)、信号設備等の整備(約3.6億円)にかかるもので、約10億円と見込まれています。負担割合は徳島県が53%、海陽町が26%、高知県と東洋町が10%ずつです。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12516500T00C17A2LA0000/、徳島新聞ホームぺージ http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/02/2017_14861857501227.html)
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