竜田-富岡間4月1日から大増発、鉄路復旧も2か月前倒し
東日本大震災及び東京電力福島第一原発事故の影響で、不通が続いていた常磐線竜田-小高間のうち、浪江-小高間は4月1日に運転を再開することになりました。浪江町に出されていた避難指示が一部を除いて解除されるからです。以前の記事より1日遅くなっています。浪江-小高間は1日11往復走ります。小高-原ノ町間も1往復増えて1日11往復となります。浪江には11:10~19:10の間係員が配置され、改札業務を行います(切符は自動券売機で購入します)。
これに伴い、竜田-原ノ町間で走っていた列車代行バスも大きく変わります。竜田-原ノ町間を走るのは竜田10:05発の1本だけとなります(途中停車するのは富岡、浪江、小高)。浪江でちょうどいい列車がないための措置と思われます。残り3本(浪江行き1本、竜田行き2本)は竜田-浪江間の運行に短縮されます(途中停車するのは富岡のみ)。バス停の位置も変わり、富岡は東京電力ホールディングス旧エネルギー館前から富岡駅前広場に、浪江は浪江町役場前から浪江駅前広場に変更します。
そして、一部を除いて避難指示が解除された富岡町に行くことができるよう、竜田-富岡間だけの区間便が9往復設定されることになります。原ノ町や浪江への便を加えると、1日11往復です。これらは竜田を発着するすべての列車に接続します。
そして、当面はバスの増発で対応する竜田-富岡間ですが、鉄路での復旧も若干早くなります。復旧工事が順調に進んでいることから、さらに2か月ほど前倒しされ、2017年10月ごろに運転を再開する見込みです。なお、富岡は津波で被害を受けたため、北側に約100メートル移転させます。
(参考:JR東日本水戸支社ホームぺージ http://www.jrmito.com/press/170310/press_01.pdf、http://www.jrmito.com/press/170310/press_02.pdf、福島民報ホームぺージ https://www.minpo.jp/news/detail/2017031139723)
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