西鉄、8月のダイヤ改正で大橋を特急停車駅に
西鉄天神大牟田線の特急は薬院を出ると、西鉄二日市まで停まりません。ところが、8月に行うダイヤ改正で、大橋に全ての特急が停まることになります。大橋は福岡市南区にある駅で、2015年度は1日平均で35355人の乗降があります。西鉄天神大牟田線では、西鉄福岡(天神)、薬院に次いで3番目に乗降人員の多い駅です。大橋は都心部でのバス運行効率向上を目的とした、バスの乗り継ぎ拠点にもなっています。大橋には約60本(平日)の特急が停車し、特急と急行が約10分間隔で運行します。大橋で乗り換えることによって、西鉄平尾・高宮・大橋から西鉄二日市以南との所要時間が最大12分短縮されます。
この動きに合わせて、様々な取り組みがなされます。大橋では商業施設の「大橋西鉄名店街」のリニューアルを行い、屋内バス待合所を設置します。「大橋西鉄名店街」のリニューアルは7月から2019年春まで営業しながら行うもので、(1)フロアを木目調にし、休憩スペースを地下1階に集約 (2)エレベータを荷物運搬用から利用者用に改修、既存のエレベータを地下に延伸 (3)多目的トイレを新設、女性用トイレを増設、全トイレを洋室化 (4)現在40ある店舗の半数以上を入れ替え(「にしてつストア」を地下に移転させ、面積を約2割増やすなど、日常生活に役立つ店が充実します) を行います。投資額は約33億円です。2018年度完成予定の屋内バス待合所は、駅東側バスロータリーに20人程度のベンチとバスナビ、「nimoca」チャージ機を備えたものとなります。
新たなバス路線もできます。3月25日からは、西鉄大橋駅と福岡空港国際線を結ぶバス路線を新設します。最速約20分、27往復(30分間隔)で結び、運賃は280円です。
これは大橋とは関係のない路線ですが、同じ3月25日には福岡市南区と福岡市西区を外環状道路(国道202号)で結ぶバス路線、「桧原(外環状)のこ渡船場線」というのもできます。9月30日までの休日のみの運行で、1日7往復します。桧原営業所-能古渡船場間を約67分、650円で結びます。このバスでマリノアシティ福岡、能古渡船場で降車した人には、「マリノアシティ福岡」や「のこのしまアイランドパーク」で使うことのできる割引クーポン引換券のプレゼントがあります。
(参考:西鉄ホームぺージ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_099.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_100.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_140.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_136.pdf、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC26H6I_W7A120C1ACYZ00/、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK1V4DJJK1VTIPE00P.html)
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