品川付近の連続立体交差化計画について
以前にも触れたことがありますが、京浜急行本線の品川付近(泉岳寺-新馬場間)を連続立体交差化する計画があります。泉岳寺-新馬場間2.6キロのうち約1.7キロの区間で連続立体交差化の事業を行います。2027年までの完成を目指しています。ちょうど2か月前の1月30日のことですが、東京都の都市整備局と建設局は、環境影響評価調査計画書を環境局に提出しました。
これによれば、品川駅のホームと引上線は現在の高架から地平になり、駅の規模も2面3線から2面4線になります。品川駅は現在の位置より北に約150メートル動き、山手線のホームと並ぶ格好になります。12両編成が停まることができます。反対に品川-新馬場間は高架になり、途中にある北品川駅も高架になります(若干南に行くようです)。北品川駅は6両編成が停まることができます。北品川駅付近の3か所の踏切が解消されますが(その踏切の解消のために、品川駅を北に移すのです)、S字カーブの線形は解消されません。
ところで、品川、北品川両駅を地下化するという話もありました。しかし地下駅の建設には多額の費用がかかり(品川駅を地平駅、北品川駅を高架駅にする案だと約900億円ですが、両駅を地下化すると約1700億円かかると試算されています)、地下駅の北品川駅から高架の新馬場駅につなぐためには勾配の長さが足らず、新馬場駅を南側に移設する必要があります。また、北品川駅と新馬場駅の間には3つの高架下道路がありますが、北品川駅を地下駅にすると勾配を上っている途中のため、高さに制約が出て、トラックなどの通行に支障します。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2017/01/31/289709.html、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/keikyu-shinagawa-2/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/64198/)
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