富良野駅の乗降客、市が調査すると増えた?
根室線と富良野線が交わる富良野駅ですが、根室線滝川方面、根室線新得方面、富良野線旭川方面ともに利用者が少なく、JR北海道は単独では維持困難だとしています。
そんな中、富良野市は2月10日、朝6時の始発から深夜24時近くの最終まで、市の職員2人がホームに立ち、乗降人員を集計しました。その結果、JR北海道が2015年11月18日に行ったときに比べて、2016年の台風被害で一部区間で運休している新得方面を除いて、残る2方面は利用者が増えました。特に滝川方面は75%も増えています。
富良野市はこれをもって鉄道を存続させるための資料としたい考えのようですが、JR北海道が調べたときと富良野市が調べたときは条件が異なります。富良野市が調査した2月10日は高校3年生は通学していないものの、スキーなど北海道の冬を楽しむ外国人が多くいます。そして何より、さっぽろ雪まつりなどで観光客が多く訪れる時期です。地元としての思いはともかく、こういう特殊な時期をもって「鉄道が必要だ」とするのは難しいでしょう。鉄道が欲しいのなら、財政支援をするだけです。
(参考:北海道新聞ホームぺージ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0384905.html)
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