臨海部方面BRT会社、設立が延期されていた
東京オリンピックで輸送の主役になるのが、BRT。鉄道とは違って、比較的短期間で整備することができるからです。2019年に一部区間が開業する予定です。
ところが、BRTの運行開始が遅れそうなのです。その理由は、築地市場の問題。築地から豊洲に移転することにより(予定では2016年11月に移転することになっていました)、BRTが通る予定の環状2号線の工事に取りかかることができます。築地市場跡地の地下を環状2号線が通ることになっています。しかし、築地が移転しない以上、この部分の工事ができず、環状2号線が整備できないのです。BRTも走らないのです。東京都と運行事業者の京成バスも、当初この春に予定していたBRTを運行する会社の設立を延期していたのです。
BRTの沿線には競技施設や選手村ができます。選手村は大会後に団地になります。すぐに築地市場の問題が解決して予定通りBRTを走らせることができたらいいですが、そんな保証はどこにもありません。もしBRTがオリンピックに間に合わないのならば、どうやって観客等の輸送を行うか考えておかないといけないかもしれません。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/20170419-OYT1T50094.html、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK394FC6K39UTIL01T.html)
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