和泉中央から鍋谷峠を越え、和歌山県かつらぎ町へのバス
和泉市と和歌山県かつらぎ町との間は国道480号線で結ばれていますが、府県境の鍋谷峠付近は国道とは思えない細い道です。
ところが、4月1日に国道480号鍋谷峠道路・父鬼バイパスが開通しました。全長約6.9キロの道路が開通したことにより、和泉市役所-かつらぎ町役場間が車で18分短縮されました。そして29日からは、初めて両市町を結ぶバスが運行されます。
南海バスと和歌山バス那賀が運行するこのバスは、4月29日から2018年3月25日の間、日曜と祝日のみ運行されます(12月31日と2018年1月1日を除きます。また、この1年間の乗車実績等に基づき、継続運行するか決定されます)。和泉中央駅(コミュニティバス乗り場)と笠田駅前の間を1日6往復します。所要時間は75分です。停留所は合わせて19か所ありますが、和泉市久保惣記念美術館(バス停名は美術館前)、ららぽーと和泉(バス停名はららぽーと和泉前)、宝来山神社に寄るとともに、和泉市父鬼地区はかなり細かく設定されています。運賃は全線で1000円ですが(区間運賃の設定あり)、専用1日乗車券があります。バス車内で購入でき、大人1000円、子供500円とお得です。ただ、定期券、回数券、バスカード、ICカード、「スルッとKANSAI」のカードは使えませんので、御注意ください。
(追記1)
8月6日和泉中央13:15発の便に乗車しました(乗車したのは美術館前から)。バスには私1人しかいませんでした。バスの運転士の話によれば当初は良く乗っていたようですが。
終点の笠田からは和歌山線に乗りました。笠田14:37発に乗りましたが、ワンマン列車といいながら、整理券をとる必要はありません。実質的な「信用乗車方式」なのです。1時間に1本しか走らない路線の割にはそれなりに乗っていましたが、橋本や吉野口での降車が目立っていました。南海や近鉄に乗り換えて、大阪を目指すようです。
(追記2)
和泉中央駅-笠田駅前間の路線バスは2018年度も運行します。2018年度も日祝のみ運行しますが(年末年始の2018年12月30日と2019年1月1日は運休)、6往復中3往復は急行とし(道の駅いずみ山愛の里-道の駅くしがきの里間ノンストップ)、和泉中央駅-笠田駅前間の所要時間を1時間に短縮します。
(参考:和泉市ホームぺージ http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/newsririi/1491195005653.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/170408/wst1704080050-n1.html、かつらぎ町ホームぺージ http://www.town.katsuragi.wakayama.jp/010/030/20180330.pdf)
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