宮崎市の中心部でバスが走ると信号が青になる
宮崎交通と宮崎県警は3月27日から、宮崎市の中心部で、バスが赤信号で停まる時間を短くする、「公共車両優先システム」の試験を行っています。
この試験を行っているのは、市役所前交差点から国道10号線の江平五差路までの約1.7キロ。7:30~8:30と17:30~18:30のバスレーン規制時間に行っています。交差点に設置されている光ビーコンという赤外線を使った情報収集提供装置を使います。その専用装置を備えたバスが通り過ぎれば、走行地点や行先の情報が宮崎県警の交通管制センターに送信されます。交通管制センターではバスが赤信号で停まらないように、青信号の時間を長くしたり、赤信号の時間を短縮したりします。朝夕14便ずつがこの恩恵を受け、最大で約1分、所要時間が短縮します。
このほかにもバスをスムーズに走らせる取り組みを行っています。宮崎県警は2016年2月から一部バスレーン規制を優先から専用に変更しました。バスしか走ることができないようになったのです。その変更によりバスの遅れが減り、規制前に比べて規制区間の乗降者数は月平均で約1500人増加しました。
今回の「公共車両優先システム」の導入により、バスが遅れないようにし、バスの利用を促進したいとしています。これとは別に、バス停間の所要時間の見直しも行っています。バスが使いやすくなれば、通勤に自家用車を使うことが減り、それによって渋滞が緩和されると考えられています。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20170406/ddl/k45/040/163000c、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC23H7L_U7A320C1LX0000/)
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