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あしかがフラワーパークの近くに新駅

 足利市にあるあしかがフラワーパーク。藤の花や冬のイルミネーションが人気で、2015年10月から2016年9月までの1年間の来場者数は前年同期比2割増しの150万人、外国人にも人気で、12万人もいます。

 あしかがフラワーパークの近くには両毛線が走っていますが、駅はありません。最寄り駅は1キロほど東の富田駅です。それほど遠くないようにも思えますが、駅からの道がわかりにくいようで、鉄道での利用者は1割にも満たないのです。大半は車で訪れ、ピーク時には5キロ以上の渋滞となっています。

 そこで出てきた話が、あしかがフラワーパークの近くに駅をつくること。線路の北側に長さ130メートルの片面ホームをつくり(屋根は約2両分のみあります)、出入口はあしかがフラワーパークのある南側のみにできます。足利市としては、すぐ近くに駅をつくることにより、鉄道での来場者を2割に増やしたいとしています。すでに新駅設置についてはJR東日本と合意していて、2018年4月から6月に行われる「デスティネーションキャンペーン」の前、2018年3月開業予定です。駅前広場などを含めた総事業費は15億円と足利市はみています。この新駅も自治体が設置費用の大半を負担する請願駅の扱いですが、足利市はJR東日本も受益があるとして費用の一部を負担させます。

(追記1)
 あしかがフラワーパーク近くの新駅について、足利市とJR東日本との間で4月に基本協定書の締結がありました。それによれば、駅舎の建設費約8億円と「Suica」の整備費用約3億円については、足利市とJR東日本との負担割合を7:3にすることで決まりました。駅前広場などの整備費用を含めた足利市の負担額は11億円程度となるようです。

(追記2)
 あしかがフラワーパークの近くにできる駅について、駅名をあしかがフラワーパークとすることが決まりました。公募で一番多かった名前を使います。開業日は2018年4月1日、隣接する富田から1キロも離れていないことから、運賃は当分の間、富田と同額とします。富田-あしかがフラワーパーク間を使うときは、富田-足利間(7.1キロ)の運賃を適用し、200円とします。

 なお、あしかがフラワーパークはICカードでも乗り降りできますが、富田-あしかがフラワーパーク間のみを使うときは、ICカードの利用はできません。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10493920Z01C16A2L60000/、下野新聞ホームぺージ http://www.shimotsuke.co.jp/category/biz/tourist/news/20161210/2535663、http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20170429/2675468、東京新聞ホームぺージ http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201612/CK2016121002000164.html、http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201701/CK2017011702000162.html、JR東日本高崎支社ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/takasaki/news/pdf/20170524_info.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/12/07/303456.html)

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