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県営名古屋空港に乗り入れた、名古屋市バスに乗る

 3月26日のことですが、3月中のみ運行された県営名古屋空港発着の市バスに乗りに行ってきました。


 県営名古屋空港へのアクセスと言えば、名古屋駅から出ているあおい交通のリムジンバスか、西春駅からの名鉄バスがメイン。中部空港が名古屋の空の玄関となった今でも、1時間に2本はある。ここに3月だけの期間限定ながら、新たなバスが加わることになった。それは名古屋市交通局の市バス、黒川と北部市場とを結ぶ黒川11号系統が県営名古屋空港まで延伸されたのである。1か月しかないバスなので忘れずに乗っておきたかったが、いろいろあって乗る機会がなく、ついに3月最後の日曜日を迎えてしまった。3月最後の日曜日、26日は春とは名ばかりの、冷たい雨の降る日だったが、これを逃してはもう乗ることはできない。寒かったが、乗りに行くことにした。

 バスと地下鉄を乗り継いで栄まで行き、そこからあおい交通のバスに乗る。あおい交通のバスは豊山町内に細かく停まり、コミュニティバスの役目を果たしている。ただコミュニティバスとしては珍しく、大きく町内からはみ出して栄まで走っている。休日も朝晩は走らないものの、日中は平日と同じく1時間間隔で走る(1.5時間開く時間帯もある)。名古屋栄のバス停は大阪バス等の乗り場と兼用している。航空館boon行きのバスは5分ほど前に到着。青のマイクロバスだ。豊山から来たのがそのまま折り返す格好となっている。3人降り、5人乗った。ICカードは使えず、現金で払う。乗車時に降りる停留所を告げて払う、前払いだ。両替して400円を入れる。愛知県庁前で1人乗り、6人で豊山町に向かう。名古屋市内はほかに黒川にも停まるが、そこでの乗車はなかった。

 豊山町内に入るといきなり国道41号を外れ、細い道に入る。停留所の間隔も細かくなり、降りる客が出てくる。私も豊山中学校で降りた。県営名古屋空港の最寄りではないが、この先は運賃が100円上がるのだ。15分ほど歩いて県営名古屋空港に到着。今日のメインメニューの県営名古屋空港からの市バスは15:47発、30分程度の待ち時間では航空機の離着陸を見ることができず、それまで空港の待合室で待つことにする。時間になったので、バス乗り場に行く。意外なことに11人も乗った(このほかにアンケートを集めていた人(名古屋市交通局の職員?)が2人乗った)。延伸区間(国道41号に入るのにまっすぐ西に進まず、北に迂回している)には県営名古屋空港のほか2つの停留所があるが、1人とはいえその停留所で乗ったのも意外だった。逆に本来の運行区間である北部市場以南から乗る人は少なく、この延伸がなければガラガラの無残な状態だったともいえる。今回の延伸は、私のようにバスに乗ること自体が目的という人もいるだろうが、それなりに使われているのかもしれない。ただ本気で県営名古屋空港まで延伸したいなら、1時間に1本は欲しいところだ。2時間に1本程度では少なくて使いづらそうだ。アンケートでどういう結果が出るかわからないが。バスは結局、県営名古屋空港を出たときとほとんど変わらない状態で黒川に到着。予定より早く、30分ほどで到着した。

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