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JR九州、筑肥線でホームドア実験

 JR九州は、可動部分をパイプにし、コンパクトな戸袋にした、軽量型ホームドアを開発しています。全体の重量が従来の約6割になったこともあり、ホームの補強や設置工事の費用も6割ほどになります。

 そのホームドアなのですが、在来線に導入することは決まっていましたが、いつからどこで実証実験を行うかは決まっていませんでした。しかし、2016年12月にJR九州から発表があり、その大まかな時期と場所が明らかになりました。2017年秋以降(具体的な時期が決まったら、再度発表があります)に筑肥線九大学研都市で実証実験を行うことになりました。場所はこれまで言われていた通りですが、時期は遅くなっています。設置は2017年4月以降に始めるとのことです。

 ホームドアの実証実験の場所に筑肥線の九大学研都市が選ばれた理由は次の通りです。(1)筑肥線は全駅にホームドアが設置されている福岡市営地下鉄に乗り入れていること (2)筑前前原以東は6両編成の4扉車で統一され、ホームドアを設置しやすいこと (3)1日平均の乗降客数が筑肥線では(地下鉄との接続駅である)姪浜を除いて一番多く、朝夕のラッシュ時にはホームが混雑すること

 JR九州は検証実験を1年間続け、問題がなければ下山門-筑前前原間の6駅に導入したいと考えています。

(追記)
 九大学研都市での軽量型ホームドア実証実験は、11月21日から始めます。
(参考:JR九州ホームぺージ http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2016/12/20/004formdoor.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/09/28/170928-004.pdf、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJDN54G3JDNTIPE01H.html)

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