岐阜県神戸町駅周辺に家を買えば定期券代助成、21枚つづりの回数券
岐阜県神戸町は6月から、町外から養老鉄道の駅周辺に住宅を購入して転入した人に対して、従来からある最高45万円の定住奨励金のほかに、半年分の通勤・通学定期券代(大垣-広神戸間で62000円)を助成する制度を始めます。
この制度の適用を受けることができるのは1世帯で2人まで。申請すれば神戸町は助成券を交付します。1回目は5000円の負担で定期券を購入することができ、2回目は5000円引きとなり、合わせて半年分の助成となります。
神戸町がこのような制度を始めるのは、人口減少の度合いを弱め、地域活性化と(上下分離となった)養老鉄道の利用者の増加を狙っているからです。養老鉄道は名古屋からさほど離れていないというその立地条件から、通勤でも使える鉄道なのです。ローカル鉄道の割には恵まれているのです。4月に策定された町都市計画マスタープランでも、重点施策として養老鉄道を活かすことを挙げています。町の土地開発公社も広神戸駅から約1キロ以内のところで23区画の宅地分譲を行います。
話は変わりますが、養老鉄道は5月12日から新しい回数券の発売を始めました。21枚つづりの「マイレールチケット21」です。「マイレールチケット21」は金券式の回数券。同じ運賃区間であればどこの区間でも使えます(券面表示の運賃区間を越える区間を利用する場合は、差額を現金で払えばいいのです)。有効期間も発行日から6か月後の月末日までです。200円から690円までの9種類があり、大垣-揖斐間の410円区間なら8000円ちょうど、約7%引きです。なお、7枚つづりの回数券(有効期間1か月)も引き続き発売されます。
発売箇所は桑名駅、大垣駅などの養老鉄道の各有人駅のほか、無人駅である美濃高田駅、広神戸駅、池野駅、北池野駅付近の施設や店舗でも発売します。
(追記1)
岐阜県池田町では7月から、高齢者や妊婦を対象に、「マイレールチケット21」の全額または一部を助成する制度を始めます。
(追記2)
広神戸駅前の「ごうど観光交流館『ひよしの里』」では、8月11日から、一部乗車券類の販売を始めました。広神戸から大垣までの往復乗車券は、硬券となっています。
(参考:養老鉄道ホームぺージ http://cug.ginet.or.jp/yororailway/oshirase/449_index_msg.html、http://cug.ginet.or.jp/yororailway/oshirase/back/454_back_msg.html、http://www.yororailway.co.jp/oshirase/467_index_msg.html、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK5B5V64K5BOHGB00P.html、岐阜新聞ホームぺージ http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170606/201706060843_29804.shtml)
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