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塩冶町、片道運賃より安い値段で路線バス1日乗り放題の実証実験

 すでに終了した話ですが、備忘録を兼ねて書きます。

 栃木県塩谷町には、東北線矢板と東武鉄道鬼怒川線新高徳とを結ぶバスが走っています。かつての鉄道路線の代替となったバスで、矢板市、日光市、塩谷町がしおや交通に業務委託して運行しています。平日は1日5往復、土曜は1日3往復、日祝は運休します。矢板-新高徳間の運賃は980円で、年間延べ16600人が利用しています。

 この矢板-新高徳間のバスですが、1月23日から2月24日の間、片道運賃より安い1日600円で全区間が乗り放題となる実証実験を行っていました。町内を横断するこのバスのバスの認知度向上が狙いで、町民に限らずだれでも600円で乗り放題になりました。

 ただ、どうやら、ほかの地域同様、塩冶町の公共交通も振るわないようです。通勤は当然として、高齢者の通院も車がほとんどです。車のない高校生の通学でも65%は親等の送迎です。塩谷町は町地域公共交通網形成計画(2017~2021年)の素案を策定しています。町外へ出るバスの利便性を向上させ、町内はデマンドワゴンやタクシーで担い、必要に応じて乗り継ぐ方針のようです。
(参考:下野新聞ホームぺージ http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20170120/2576188、http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20170221/2608525、塩冶町ホームぺージ https://www.town.shioya.tochigi.jp/div/soumu/pdf/kotsu0220.pdf)

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