京阪、電気を新電力から購入
電車を走らせる鉄道会社にとって欠かせないのが電気。鉄道会社で自前の発電所を持っている例は少ないので、どこかから調達してこなければなりません。以前は電力会社は地域独占で、京阪の場合は関電から買わざるを得ませんでした。
しかし、電気が自由化され、いくつか電力会社ができました。関電だけでなく、ほかの電力会社(新電力)から買ってもよくなったのです。そこで京阪は、関電との契約満了を迎えるタイミングで、電気の購入先を変更することにしたのです。新電力に切り替えるのは関西の大手私鉄では初めてです(ほかでは、すでにJR九州が一部切り替えを行っています)。新しい購入先は、エネット。NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスが出資する新電力の大手で、5月から京阪線、7月から大津線の電気を切り替えます。京阪で電車の運転に要する電力費は2015年度で約36億円ですが、この切り替えによって最大で数億円安くなるようです。
関電は福島第一原発事故の前まで(目先のコストが安い)原発に依存していたこともあり、再稼働がフルに行われない現状ではどうしてもコストが高くなってしまうのでしょう。
(参考:京都新聞ホームぺージ http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170510000087)
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