宮城教育大がたった500メートルの短距離送迎バスを走らせる
宮城教育大は平日の夜、大学正門から地下鉄東西線青葉山駅に向かう無料のバスを走らせています。27人乗りのマイクロバスを使い、18時台から22時台まで約15分間隔で運行しています。2016年10月から試行を行い(試行の5か月間、1日平均で126人の利用がありました)、4月から本格運行を行っています。
しかし、このバスが走るのは大学正門から最寄り駅までのたった500メートル、1分余りで着いてしまいます。なぜこんな短距離のバスを走らせるのかと言えば、付近でツキノワグマの目撃が相次いでいるため。宮城教育大付近では2016年以降、8件の目撃情報があります。夜は街灯が少なく、道が暗いので、学生には評判のようです。大学側も女子学生も多いという事情から、なにかあってはいけないということでバスを走らせています。このような動きはほかの大学でも見られるようです。
実は、2015年12月の地下鉄東西線開業前は大学正門から仙台駅へ直通するバスがあり、それに乗ればよかったのですが、バスが廃止されたので、最寄り駅まで歩かざるを得なくなったのです。地下鉄の開業により並行する区間のバスが整理されるのはよくある話ですが、クマが出没するというのであれば、何らかの対策をとらざるを得ません。
(参考:河北新報ホームぺージ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170524_13049.html)
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