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大阪市旭区、区内のおおさか東線の駅名に城北公園通を要望

 おおさか東線は2019年春に北側部分が延伸開業し、途中、4つの新駅ができます。このうち、大阪市旭区赤川にできる新駅は仮称を都島といいますが、ここに仮称とは違う駅名を要望する動きがあります。

 旭区役所や旭区内の地域団体で構成する「旭区おおさか東線新駅名称期成会」は1月31日、新駅の名称を駅の近くを走る幹線道路、城北公園通にすることを求める要望書をJR西日本大阪支社に提出しています。仮称は都島となっていますが、大阪市営地下鉄にも同名の駅があり、しかもその駅とは約1.6キロも離れています。利用者が混乱するというのです。確かに一理あると言えます。旭、都島の名前は区名として存在しますが、「大阪都構想」はくすぶっていて、区名がずっと続くとの保証がないことも影響しているのでしょう。

 しかし、都島という新駅の所在地は旭区となっていますが、西側は都島区です。都島区側では違う駅名をつけるように求めています。都島区側が売り出しているのは、江戸時代の俳人、与謝蕪村です。今の都島区出身なのです。すでに2006年には大東商店街(現:蕪村通り商店街)が蕪村生誕、蕪村旭都島などの駅名を要望しています。2014年には同じ商店街が蕪村公園口などの駅名を要望しています。

 ただ、都島区側の案は、奇をてらった第三セクターやローカル私鉄の駅名みたいです。蕪村公園口という名前は実際にある公園に基づいているのでそういう問題はないのですが、蕪村公園自体8年ほど前に出来ばかりの公園で、規模も小さいです。いくら与謝蕪村が偉大とは言っても、旭区側の案のほうが優れているといってよいでしょう。城北公園は旭区にありますが、城北公園通は旭区と都島区にまたがる道路であり、都島区にも配慮されています。
(参考:産経WEST http://www.sankei.com/west/news/170201/wst1702010010-n1.html、レスポンスホームぺージ https://response.jp/article/2016/12/18/287194.html)

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