JR九州、長崎新幹線フリーゲージトレインの運営は困難と表明
長崎新幹線はフリーゲージトレインを導入することが考えられています。ところが、その肝心のフリーゲージトレインの雲行きが怪しいです。
長崎新幹線が開業すれば、それを実際に運営するのはJR九州。25日、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会でそのJR九州が意見を述べる機会があり、青柳社長が出席しました。その中で青柳社長は、フリーゲージトレインについて、安全性が確保されていないこと、及び車両の維持や修理にコストがかかることから、今の時点で運営するのは難しいという見解を示しました。車両の維持や修理に通常の新幹線より年間で約50億円追加でかかり、採算が合わないのです。代わりにJR九州が推しているのは、全線フル規格。確かにフル規格新幹線なら経験は充分にあり、関西まで新幹線の効果を波及させることができます。
与党のプロジェクトチームは28日に佐賀県と長崎県から意見を聞き、8月中に方針を決める予定です。
(参考:NHKホームぺージ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170725/k10011074171000.html、日本経済新聞ホームぺージ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF25H09_V20C17A7EE8000/、産経ニュース http://www.sankei.com/economy/news/170725/ecn1707250024-n1.html)
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