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西武新型特急車両のデザイン

 西武が世界的に有名な建築家、妹尾和世氏に監修を依頼してつくっているのが、2018年度末に運行を開始する予定の新型特急車両。1か月ほど前のことですが、その基本デザインが決まりました。

 新型特急車両のデザインコンセプトは3つ。(1)都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急 (2)みんながくつろげるリビングのような特急 (3)新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急 です。このデザインコンセプトを基に、先頭デザインは、国内初となる大きな三次元の曲面ガラスを採用しました。先頭の曲面が自然に後ろにつながるように、車体断面は緩くカーブしています。車体はアルミ素材ですが、都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込ませるため、塗装を施しています。客室窓は心地よい居住空間を目指して、等間隔で連続するものとしています。結構大きな窓です。

 話は車両の内部になります。車内は明るい白をベースにしており、座席のシートは黄色を基調としています。シートは体をやさしく包み込むソファーのようなデザインで、西武では初めてのことです。コンセントもあります。照明は間接照明で、やわらかな光があふれるデザインとなっています。荷棚にも補助灯があり、読書しやすくなります。エントランスは温かみのある黄色を基調としています。一部の壁には寄りかかることができるように、曲面にしています。トイレも黄色が基調です。1号車と5号車に配置しますが、1号車には多目的トイレ、男性用トイレ、洗面所、5号車には西武初の女性トイレのほか、パウダールーム、共用トイレ、男性用トイレがあります。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/20170613_shingatatokkyuu_2.pdf)

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