久大線の全線復旧は3年後?
7月5日からの大雨で、JR九州の久大線及び日田彦山線の一部区間は大きな被害を受けました。「ゆふいんの森」、「ゆふ」は全面運休し、久大線うきは-日田間、日田彦山線添田-夜明間は運休しています(7月11日現在、久大線には代行バスがありますが、日田彦山線には代行バスもありません)。
しかも、運休している区間の復旧にはかなりの時間がかかります。久大線光岡-日田間の花月川橋梁が流出したなど、被害が甚大だからです。復旧には3年程度かかるとJR九州は見ています。当然のことながら8月22日から運行を再開する予定の「ななつ星in九州」(現在、車両検査中です)も、運行ルートを変えて走らせます。
全面運休している「ゆふいんの森」ですが、実は7月15日から迂回ルートで走らせます。7月15日から31日の間(8月以降は未定です)、博多-由布院間を小倉、大分経由で1日2往復走らせます。途中停車駅は小倉、別府、大分だけと、かなり思い切っています。車内販売と車内サービスもあります。小倉、大分経由でも「2枚きっぷ」の設定があり、値段は通常の久留米経由と変わりません。ところが、この「ゆふいんの森」、思いっきり所要時間がかかるのです。一番速い便で4時間30分程度、一番遅いのは6時間近くかかります。要注意です。
(追記1)
7月18日からは、久大線のバス代行区間が光岡-日田間に短縮されます。日田彦山線については変わらず運休したままで、代行バスもありません。
(追記2)
7月24日からは、日田-大分・別府間に「ゆふ」が1日2往復します。
(追記3)
JR九州の8月28日の発表によれば、日豊線経由で迂回する「ゆふいんの森」の乗車率が37%に留まっているようです。本来のルートで走っていた2016年8月時点での数字は77%でしたから、半減した格好です。
(参考:JR九州ホームぺージ http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/07/11/170711higai.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/07/11/HP170711yufuinnomorikokuraroute.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2017/07/12/untenkeikaku_170712_2.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2017/07/10/kyudai_jikoku_170710_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/06/14/nanatsuboshi_unkyu_1.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2017/07/14/untenkeikaku_170718.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/07/20/HP170720beppuyufuinyufu_1.pdf、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK7C4PXBK7CTIPE03C.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20170829/k00/00m/020/031000c?inb=ys)
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