北海道新幹線開業で津軽線の輸送密度が激減
JR東日本はこのたび、2016年度の輸送密度を発表しました。
2016年度に大きく減ったのが、津軽線青森-中小国間。2015年度は4202人でしたが、2016年度は763人と2割以下に減っています。原因は明らか。北海道新幹線開業で、これまで「スーパー白鳥」などの特急を利用していた人が新幹線に移行したのです。この区間は貨物列車がたくさん走っていますので廃止されることはないでしょうが、旅客の分野だけ見れば、東北にたくさんある並のローカル線になってしまいました。ちなみに、津軽線の中小国以遠の輸送密度は、2015年度の126人から116人に減っています。本数から見て期待はしていませんでしたが、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅の存在が、津軽線北部の活性化に結び付いていないようです。この傾向は北陸新幹線でも見られ、北陸新幹線開業前の2014年度と2015年度を比較すると、上越線越後湯沢-六日町間が10494人から3105人に、信越線直江津-犀潟間が12407人から4447人に激減していました。上越新幹線ですら高崎-越後湯沢間は36212人から29133人に減っています。
それにしても気になるのが、ローカル線の輸送密度。鉄路で復旧する方向である只見線会津川口-只見間はたったの37人です。いくら地元が負担してくれるとはいえ、よく復旧を決断したものです。正直言って只見線で鉄道を存続させる価値があるのは、輸送密度が1250人の会津若松-会津坂下間ぐらいで、後の区間は輸送密度は200人もいません(会津坂下-会津川口間は199人、只見-小出間は114人)。ほかの路線も途中の区間で極端に少ないところがあります。陸羽東線は全体で944人ですが(小牛田-古川間は3842人)、鳴子温泉-最上間は95人しか乗っていません。花輪線は全体で377人ですが、荒屋新町-鹿角花輪間は95人しか乗っていません。東北新幹線開業前に急行が走っていた路線でもこの有様です。幹線とされているところでも、区間を区切ると少ないところは散見されます。上越線水上-越後湯沢間の739人、奥羽線新庄-大曲間の981人などです。
(参考:JR東日本ホームぺージ http://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/2012-2016.pdf)
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