西鉄「水都」、3000形に変更
福岡県の主要観光地のひとつである柳川、西鉄にはその柳川をイメージした観光列車「水都」が走っています。
この「水都」、2015年10月のデビュー時から8000形が使われていましたが、8000形は製造初年から29年が経過した車両、特急を中心に使われていたので、かなりくたびれています。そこで西鉄は7月22日から「水都」を3000形に置き換えました(投資額は3300万円)。8000形「水都」は7月22日で引退したのです。
3000形の「水都」も、8000形時代と同じように、「柳川の四季」をデザインテーマとしています。さらに、すべての車両に「漆黒色」を追加します。城下町、柳川の武家文化を象徴する色で、格式と気品を与えます。車内には立花家史料館から寄贈を受けた文化財レプリカを新たに飾ります。2号車のディスプレイキャビネットに飾ります。
ダイヤについても8000形のものを踏襲し、平日は福岡(天神)-大牟田間を特急として1日3往復、休日は同じく福岡(天神)-大牟田間を特急として1日6往復します。運賃のみで乗車できます。
この「水都」の3000形への置き換えにより、残る8000形は「旅人」のみ。しかしその8000形「旅人」もそう長くはありません。以前にも書いた通り、3000形に置き換える予定です。2017年度中に置き換える予定で、かつての西鉄の看板車両、8000形は完全に引退するのです。
(追記)
「旅人」も9月16日に8000形から3000形に置き換えられることになりました。こちらも投資額は3300万円です。
(参考:西鉄ホームぺージ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_060.pdf、http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_118.pdf、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/170721/rgn1707210047-n1.html、railf.jp http://railf.jp/news/2017/07/23/200000.html)
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