名古屋市科学館のSLを走らせるためには4.8億円
最近はあまり話が出なかった名古屋でのSL走行の話ですが、まだ話は残っています。まだ河村名古屋市長がSLをあおなみ線で走らせることにこだわっているのです。
2016年のことですが、名古屋市科学館が所有するSL、B6が動態展示できるかどうかを調べるために解体調査に出されました。7800万円の予算を計上してなされた調査で出された結果は、4.8億円かけないと走ることができないというものでした。製造されてから112年、現役を引退してから半世紀を経過しているため、ボイラの腐食が激しく、高額の修理費を要するのです。ただ、動きはしませんが車輪を動かすだけなら4500万円で済みます。
この結果に対して河村市長は、今なおあおなみ線で走らせることにこだわっているようです。イベント的に走らせるだけなら実験走行のときのようにJR西日本からスタッフごと借りるという方法もありますが、定期的に運行するならスタッフの養成も必要になります。簡単な話ではありません。市長は新幹線の停車駅からSLが出ていると注目を浴びると思っているようですが、そのような例ならすでに新山口があります。また、重要な話ですがあおなみ線は名古屋の通勤路線で、SLのような観光列車がすべてに優先される路線ではありません。地味ですが、黙々と沿線輸送に努めるのが第一の課題です。見た目の面白さだけで考えてはいけないのです。
(参考:「鉄道ファン」2017年9月号 交友社、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASJ9F5GB5J9FOIPE014.html)
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