京王、2018年3月に相模原線の加算運賃引き下げ
ニュータウン内の鉄道など、新しくつくられた鉄道の中には、新線建設にかかるコストを回収するため、運賃を高くしているところがあります。京王の相模原線もそのひとつで、京王多摩川-橋本間の乗車キロに応じて普通運賃で10~80円の加算運賃を設定しています(調布-京王多摩川間が加算運賃の対象となっていないのは、この区間が1916年に開通したからです。多摩川の砂利を運搬する鉄道として開通しました)。
ところが京王は加算運賃収入等によって建設事業費の回収が進んでいることから(2016年度末現在で90.6%回収していて、あと数年で回収を終えるようです)、2018年3月17日に加算運賃の引き下げを行います。値下げは10円もしくは20円で、値下げ後の加算運賃は京王多摩川-橋本間の乗車キロが13キロまでは0円(現行は10円もしくは20円)、14~16キロは20円(現行は40円)、17~19キロは40円(現行は60円)、20~22キロは60円(現行は80円)となります。なお、加算運賃の引き下げ以外の運賃変更はありません。
これによって新宿-京王多摩センター間は加算運賃がなくなり320円(紙のきっぷの運賃、以下同じ)に、新宿-橋本間は加算運賃が80円から60円に減り420円になります。通勤定期や通学定期も普通運賃に連動して下がります。
(参考:京王ホームぺージ https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2017/nr170830_fare.pdf、https://www.keio.co.jp/news/update/announce/nr170928v1032/index.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/08/30/299130.html、タビリスホームぺージ http://tabiris.com/archives/keio-sagamihara2017/)
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