なにわ筋線の事業費、大阪府と大阪市がともに590億円ずつ負担
北梅田とJR難波、南海新難波(駅名はいずれも仮称)を結ぶなにわ筋線。2031年春完成予定の、大阪の都心を南北に貫く鉄道です。大都市の地下を掘るため、たった7.4キロをつくるのに3300億円もします。
このなにわ筋線は、1988年に設立された関西高速鉄道が建設します。大阪府、大阪市、JR西日本などが出資する第三セクターです。関西高速鉄道はJR東西線の建設主体になったという実績があり、その枠組みを使うのです(ただし、JR東西線となにわ筋線の会計は完全に分離されます)。実際に運行するJR西日本や南海は、関西高速鉄道に対して、線路などの使用料を払います。
なにわ筋線の総事業費3300億円は、国、大阪府、大阪市、JR西日本、南海などが負担しますが、このうち地方自治体は1180億円を負担します。大阪府と大阪市が負担するのですが、その負担割合は1:1、つまり大阪府、大阪市ともに590億円ずつ負担するようです。JR東西線やおおさか東線でも大阪府と大阪市が1:1ずつ負担していたので、その割合をなにわ筋線においても使うようです。
なにわ筋線の着工予定は2020年度です。
(参考:日本経済新聞ホームぺージ https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC19H30_Z10C17A9AC1000/、朝日新聞ホームぺージ http://www.asahi.com/articles/ASK9M3G6PK9MPTIL004.html、「鉄道ジャーナル」2019年11月号 鉄道ジャーナル社)
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