« 大阪と松江・出雲を結ぶ高速バス、9月16日から13往復に | Main | 消えていく駅の水飲み場 »

JR九州、ハイブリッド気動車を試作

 電化区間で蓄電池に充電し、その蓄えた電力で非電化区間を走る、JR九州の「DENCHA」。しかし、「DENCHA」は長い非電化区間では使えません。非電化区間で連続して走ることができるのは、約90キロぐらいです。

 そこでJR九州は蓄電池(リチウムイオンバッテリ)、ディーゼル発電機のどちらでもモータを動かすことができる、ハイブリッド気動車を試作することになりました。2018年春ごろに完成し、2018年6月中に試験走行を始める予定です。数年以内での実用化を目指しています。ハイブリッド気動車だと最大約2割燃料効率が向上し、比較的静かで乗り心地も改善されるようです。

 JR九州には320両ほどのディーゼルカーがありますが、そのうち約200両は国鉄時代からの車両で更新の時期を迎えています。「DENCHA」は近くに電化区間があるところでしか使えない以上、この試作するハイブリッド気動車の成績が良好であれば、ハイブリッド気動車で古いディーゼルカーを置き換えるのでしょう。JR九州は老朽化したディーゼルカー約200両を10年かけて入れ替える方針です。
(参考:「鉄道ファン」2017年10月号 交友社、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171014/ddp/008/020/010000c)

| |

« 大阪と松江・出雲を結ぶ高速バス、9月16日から13往復に | Main | 消えていく駅の水飲み場 »

鉄道」カテゴリの記事

JR九州」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference JR九州、ハイブリッド気動車を試作:

« 大阪と松江・出雲を結ぶ高速バス、9月16日から13往復に | Main | 消えていく駅の水飲み場 »