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「くろしお」、2018年春に減便か?

 新大阪(一部は京都)から南紀方面に向かう、「くろしお」。白浜までは1日15往復、およそ半分の7往復が新宮まで足を伸ばします。

 しかし、2018年春のダイヤ改正で、「くろしお」の白浜-新宮間について、1往復減らすという話があります(白浜以北は変わらないようです)。また、「くろしお」の中には振り子式の283系で運行されているものがありますが、車両の老朽化を理由に、運行区間を白浜以北に短縮し、白浜-新宮間は振り子式でない車両に統一するようです。確かに看板列車の283系は18両しかつくられなかったこともあって、休みなく使われたのかもしれませんが、まだデビューしてから20年ほどしか経っていません。国鉄型車両ならともかく、ピンと来ないのが事実です。振り子式車両を白浜止まりにすることによって、白浜-新宮間の線路保守の手間を軽減させることができるのでしょうか? また、電化時に整備された白浜以北なら、振り子式でなくてもそう遅くはありません。283系が故障しても、287系等に代走させることもできます。振り子式の保守が手間なら、いっそのこと振り子式の機能を止めることもできます。283系は単なる新しい車両になるのです。ともかく、新宮は遠くなりそうです。

 和歌山県は「くろしお」の減便方針に強く反対していますが、出てくる数字は厳しいです。白浜-新宮間の輸送密度(2016年度、以下同じ)は1252です。和歌山-白浜間の8701に比べると、段違いに低い数字です。近くで似たような数字を探すと、関西線の亀山-加茂間(1257人)とほぼ同じ数字です。レールバスみたいな車両が走るところとほぼ同等の需要しかないのです。特急の利用者数も同じような傾向を示しています。2016年の実績では、天王寺-和歌山間が6702人(2004年と比べると98%、以下同じ)、和歌山-箕島間が4493人(76%)、白浜-串本間が991人(55%)です。白浜-串本間の2011年の数字は1024人、大水害で3か月間運行できなかった年を下回ったのです。人口の減少や高速道路の延伸が響いているようです。白浜以遠が廃止されることはないでしょうが、和歌山県が線路改良の費用を出さない限り、消極的な経営が続きそうです。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2017/10/19/301289.html、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/kuroshio/、紀南新聞ONLINE http://www.kinan-newspaper.jp/?p=10416、JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2017_08.pdf)

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