奥尻町のバス、手続き不備で観光客乗れず
奥尻町の公共交通機関は町有バスとタクシーのみ。町有バスは本来、町民を対象にしたものですが、これまで観光客にも使われてきました。しかし、10月1日から観光客は乗ることができなくなりました。
その理由は、奥尻町が必要な手続きを行わなかったため。国交省は2015年3月、「市町村運営有償運送」と呼ばれる地域住民を対象にした自治体直営バスに観光客を乗せるときは必要な登録をしなければならない、という通達を出していたのです。2年半の間、奥尻町は必要な手続きをしていなかったのです。
この問題は、ちゃんと登録をすれば解決します。しかし、その登録ができないようなのです。その理由はよくわからないのですが、町の事情のようで、何ともなりません。しかし、このままでは前に進みません。何らかの方法で奥尻町が解決に向けて動くしかないでしょう。
また話は変わりますが、幌加内町はかつて空知管内でした。ところが2010年の支庁再編によって、空知管内から上川管内に変わりました。そうなると、上川の中心地である旭川との行き来が増えます。
そこで幌加内町は2014年10月から幌加内町内と旭川とを結ぶ乗合バスを走らせてきましたが、この10月2日からは有料化することになりました。「ほろみん号」と呼ばれるこの乗合バスは、9人乗りのワゴン車。幌加内町内は町役場前など10か所に停まります。平日のみ1日2往復し、運賃は片道1000円です。この1000円という運賃は、距離がほぼ同じ、ジェイ・アール北海道バスの深川-幌加内間の運賃、1110円を基に決められたものです。事前予約制で、18歳未満は使えません。また、町民しか使えませんので、このblogを御覧になっている人のほとんどは使えません。
(追記)
2017年11月1日から、観光客等でも奥尻町有バスに乗ることができるようになりました。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/136815/、https://www.hokkaido-np.co.jp/article/135395、奥尻町ホームぺージ http://www.town.okushiri.lg.jp/hotnews/detail/00001031.html)
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