JR東日本、自動運転を検討か?
鉄道で自動運転のものはいくつかありますが、それは高架や地下だけを走るもので、JRのような踏切のある鉄道では例がありません。日本どころか世界でも例がないようです。
ところがJR東日本はそれに挑戦しようとしています。この春にプロジェクトチームを発足させ、自動運転を導入するための検討を始めています。運輸車両部だけではなく、信号や電気、システムなどの担当もプロジェクトチームに参加しています。
このプロジェクトチームは車両メーカーから聞いてみたり、すでに自動運転を導入しているパリの地下鉄を視察したりして、どのようなものにするのか考えている段階です。このプロジェクトチームの議論を基に、いつごろ、どの路線に導入するかを決めていきます。
(追記)
この背景にあるのは、分割民営化の影響で人員構成にゆがみを生じているため。55歳以上に対して、45~54歳が極端に少ないのです。自動運転の候補に挙がっているのは、山手線や東北新幹線などです。ほかの線との直通がなかったり、既に大半が高架になっていたりしているからです。最初のうちは、緊急対応要員として車掌を乗せます。また、ローカル線に導入してコストを減らし、路線を維持するという考えもあるようです。
(参考:日経ビジネスDEGITAL http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/091100735/?ST=pc、YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180813-OYT1T50021.html、東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/233484)
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