近鉄特急運転開始70周年で2018年2月に記念ツアーを実施
今年ももう間もなく終わりですが、2017年は上本町(現:大阪上本町)-近畿日本名古屋(現:近鉄名古屋)間で有料特急の運転を始めてから70周年の節目の年でした。この有料特急は日本の私鉄で初めての座席定員制の有料特急で、軌間が異なるため伊勢中川で乗り換えを要するものでした。これを記念して近鉄は2018年2月17日から18日までの1泊2日で、多種多彩な近鉄特急を乗り継ぐ記念ツアー、「特急車両乗り継ぎ旅」を行うことになりました。「青の交響曲」、「アーバンライナー」、「伊勢志摩ライナー」、「ビスタカー」など近鉄を代表する特急車両に2日間乗り続け(全行程549.7キロのうち、519.9キロの区間で特急に乗ります)、一部区間では団体専用列車「あおぞらⅡ」に乗って、普段は見学することのできない明星車庫の車窓見学や洗車体験をすることができます。
それでは、その記念ツアーの行程(予定)を細かく見ていきましょう。2月17日は大阪阿部野橋9:10発の特急で橿原神宮前に向かいます。その後、「さくらライナー」で吉野神宮へ、急行で吉野へ、「青の交響曲」で橿原神宮前へ、特急で大和八木へ、「ビスタカー」で名張へ、「アーバンライナー・ネクスト」で津へ、「アーバンライナー・プラス」で白子へ、「伊勢志摩ライナー」で伊勢中川へ、「あおぞらⅡ」で明星車庫を経由して宇治山田へ、特急で鳥羽へ、また別の特急で賢島へ(賢島18:21着)、そこから送迎バスでホテル志摩スペイン村に行きます。2日目の18日は送迎バスで賢島に行き、賢島9:30発の特急で宇治山田に向かいます。その後、「伊勢志摩ライナー」で鳥羽へ、また別の「伊勢志摩ライナー」で賢島へ、「お楽しみ車両」で鳥羽へ、「ビスタカー」で大和八木へ、特急で大和西大寺へ、また別の特急で大阪難波へ行きます(大阪難波15:56着)。とにかく短時間の乗車が続く、慌ただしいツアーです。ここまで特急が盛りだくさんなら、短区間でも「しまかぜ」を盛り込みたかったところです。実は隠れているのかもしれませんが。
途中行われるイベントは、(1)橿原神宮前構内の台車振替作業所の見学 (2)吉野神宮前付近での「青の交響曲」撮影ポイントへの案内 (3)明星車庫車窓見学と洗車体験 (4)旭堂南鈴のトークショー(ホテルにて) (5)賢島での留置車両の夜間撮影会、光源はホームの灯りのみ (6)宇治山田の駅舎見学 が用意されています。募集人員は大人36人、最少催行人員は20人で、未成年者の参加はできません。募集期間は12月25日から出発日の14日前までで(近鉄駅営業所で申し込みます)、旅行代金は1泊3食付き(ホテルのバイキングと2日目昼の弁当)で大人1人36000円です(税込、4人1室利用の場合、ホテルは1~3人でも泊まることができます)。
(参考:近鉄ホームぺージ http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/noritugitabi.pdf)
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