黒部峡谷鉄道、2018年から値上げ
トロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道。今は冬季の運休期間中です。次に走るのは来年、2018年です。
しかし、次に乗るときの運賃は変わっています。2018年4月1日に値上げされるのです。値上げの内容(大人片道)は宇奈月-欅平間は1710円から1980円に(15.8%アップ)、宇奈月-鐘釣間は1210円から1410円に(16.5%アップ)、宇奈月-黒薙間は570円から660円になります(15.8%アップ)。定期券、貨物や小荷物の運賃も15.4~15.8%上がります。
黒部峡谷鉄道は2008年2月に本格的な運賃値上げを行った後、2014年には消費税率の変更に伴う値上げを行いました。つまり、本格的な値上げは10年行っていませんでした。老朽化する橋梁や車両の維持管理費が増加することが見込まれることから、収支が大幅に悪化すると見込まれています。
利用者も減っています。北陸新幹線の開業効果が薄れたことと、大雨や台風などの影響で、2017年の利用者は前年比4.7%減の67.7万人に留まりました。ただ、海外からの利用者は増え、前年比29.0%増の5.6万人となりました。国別で一番多いのは韓国、78.2%増の3.2万人でした。人数は378人と少ないものの、タイからが68.8%増えたのも注目すべき内容です。
(参考:黒部峡谷鉄道ホームぺージ http://www.kurotetu.co.jp/news/2017/11/post-202.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171215-OYT1T50024.html)
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