2018年3月ダイヤ改正発表(4)(JR西日本)
ここでは、JR西日本等について取り上げます。
京都-新大阪間が2往復から1往復に、白浜-新宮間が7往復から6往復に減らされる「くろしお」ですが(始発と最終は変わらないのですが、日中の運転間隔が広がります。全廃される予定だった283系列車は、2往復が残ります。また、多客期には新大阪-新宮間の臨時列車が運転され、利用促進キャンペーンの効果があれば、増発等を行うようです)、新大阪-和歌山間では3本増えます。増便されるのは和歌山5:14発、新大阪6:21着の「くろしお2号」、新大阪18:45発、和歌山19:53着の「くろしお25号」、新大阪22:50発、和歌山23:58着の「くろしお35号」です。これにより、新大阪に直通していた阪和線の快速が廃止されます。新宮行き夜行の流れをくむ列車が廃止されるのです。阪和線関係では、225系の投入によって、羽衣線を含めて223系、225系に統一されます(早朝、夜間の日根野-和歌山間の一部列車を除きます)。阪和線から103系が引退するのです。
JR京都線、琵琶湖線においては、休日の朝に草津発大阪方面行きの新快速を2本増発します。京都や大阪へのお出かけに便利です。新駅はJR京都線のJR総持寺、おおさか東線の衣摺加美北の2駅が開業します。いずれも普通のみ停車します。
2018年3月31日が最終運行となる三江線。ダイヤ改正後も2週間ほどは走ります。ところが、冬の時期でも全区間を日中に走る三次10:02発に利用が集中する傾向にあります。そこで、ダイヤ改正以降は午後の江津-浜原間の列車と口羽-三次間の列車をつなげ(浜原-口羽間を増発)、1本の直通列車とします。ダイヤ改正後の時刻は、江津12:34発、三次16:15着と、三次14:11発、江津18:57着です。後者はともかく、前者なら日が高いうちに乗り通すことができます。三江線は廃止を惜しむファンで混雑しているのですから、ダイヤ改正前でも増発したいところです。
第三セクターのあいの風とやま鉄道は、新駅高岡やぶなみが開業します。それに合わせて平日に限りますが、高岡7:23発黒部行きを石動7:05発黒部行き(石動-高岡間は平日のみ)として走らせます。413系の3両編成です。東部でも、7時台に黒部-泊間の1往復増発があり、車両も521系2両編成から4両編成に増強されます。521系1編成が追加され、一部の列車が413系から置き換えられるとともに(浮いた413系は観光列車用に改造されます)、接続の改善、増結も行われます。
話は変わりますが、草津線貴生川-柘植間の「ICOCA」利用開始日もダイヤ改正と同じ、2018年3月17日になりました。和歌山線高田-五条間も2018年春に「ICOCA」が使えるようになる予定です。
(参考:JR西日本ホームぺージ https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/12/page_11628.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/12/page_11622.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/12/page_11621.html、あいの風とやま鉄道ホームぺージ http://ainokaze.co.jp/wp-content/uploads/2017/12/101ba2409312254a70c1adc6c161b3f3.pdf、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20171215-OYTNT50205.html)
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