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北海道新幹線札幌駅、コスト高の「地下案」に否定的な声

 未だに場所が決まらない北海道新幹線の札幌駅。いろいろな案が出ては、欠点が出され、消えていきます。

 今有力とされているのは「地下案」。今の札幌駅から南の、北5条通につくられます。完全に地下を走るので雪の心配がなく、札幌の中心部の大通方面へも便利な位置にあります。石井国交相からも容認発言を取り付けています。ところがこの案でようやく前に進むのかと言えば、そうではありません。

 大きな問題点は、建設費の高さ。「現駅案」が450億円超、「東側案」は「現駅案」を数百億円上回ります。そして、「地下案」は「東側案」よりもさらに数百億円高いのです。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR北海道は、建設費の圧縮方法を考えていますが、いいアイデアはないようです。駅建設の際には大量の地下水が出ることが予想され、それにどう対応するかも課題となっております。

 北海道新幹線札幌駅の場所については一長一短あり、明らかにこれがいい、というものはありません。本来駅ができる場所を商業施設が占めていることが問題と言えばそうですが、今さらつぶすわけにもいきません。しかしこのままではいつまでたっても決まらず、2030年度とされている札幌延伸に間に合いません(2018年3月までに決めないと間に合わないようです)。関係者にとって言いたいことはいろいろあるでしょうが、妥協して、ともかく札幌駅のどこかに新幹線を入れるスペースをつくらないといけません。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150281)

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