小田急の複々線化は2018年3月3日から、ダイヤ改正は17日
小田急は代々木上原-梅ヶ丘間で複々線化工事を行っています。2018年3月に完成するとのことでしたが、その日が決まりました。2018年3月3日です。3月2日の終電後に工事を行い、翌日の3日の始発から複々線での運転を行います。何らかの事情で工事ができなかった場合は翌日に繰り越します。
3月3日からは、東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅で新たなホームの使用を開始します。東北沢は現在の仮設ホームを撤去し、10両編成用ホームの使用を開始します。ホーム上には固定柵を設置します。下北沢は現在使用しているホームの上、地下1階に10両編成用ホームを設置し、使用を開始します。地下1階の新たにつくられるホームには固定柵を設置します。世田谷代田は現在使用している仮設ホームの使用を取りやめ、その上の地下1階部分、現在コンコースとなっているところに10両編成用ホームを設置し、使用を開始します。新たにつくられるホームには固定柵を設置します。
ただ、小田急のダイヤ改正は3日に行うのではありません。JRと同じ、17日に行います。新型ロマンスカーの70000形(GSE)もこの17日にデビューします。ちなみに、2編成がつくられるGSEのお値段は約40億円、VSEより約5億円高くなっています。VSEとGSEには機能面での差はないものの、VSE製造から10年以上が経過し、労務費や材料費が上がっているためです。
実はこのダイヤ改正の前後で、急行停車駅の下北沢のホーム使用方法が変わるのです。ダイヤ改正の前(3月3~16日)は、地下1階が各駅停車用ホーム、地下2階が急行等のホームとなります。これに対してダイヤ改正以降(3月17日以降)は、地下1階の上りホームが千代田線直通列車(急行や準急も含みます)と新宿行きの各駅停車、下りホームが準急、各駅停車となり、地下2階の上りホームが新宿行きの快速急行、急行、下りホームが快速急行、急行となります。しかも、早朝や深夜はすべての列車が地下1階に発着します。16日までの間は複々線を使いますが、慣らし運転みたいなもので、複々線の効果を発揮させるダイヤ改正を少し遅れて行うのです。
ダイヤ改正を行う2018年3月17日からは、箱根湯本発着の特急料金等も変わります(2018年3月17日以降に乗車する分でも、2018年3月16日までに購入すれば現行料金のままです)。これまでは、小田急から箱根登山鉄道箱根湯本まで利用した場合、大人200円、子供100円の特急料金を値引いてきましたが、2018年3月17日からはその割引がなくなります。新宿-箱根湯本間の場合、現行の890円から1090円になるのです。
(参考:小田急ホームぺージ http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8732_1784221_.pdf、http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8731_0522542_.pdf、東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/200433)
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Comments
おはようございます。
ということは、梅ヶ丘付近にシーサスポイントができるということですよね。
確かに上り線では、千代田線方面か新宿方面かで分けた方が無難な気がします
Posted by: なっくすと | 2017.12.20 06:45 AM
なっくすとさん、こんばんは。
* ということは、梅ヶ丘付近に
細かい配線はわからないのですが、地下に入る前にポイントはあると思われます。
Posted by: たべちゃん | 2017.12.20 09:57 PM