« 奈良県、奈良リニア駅-和歌山県-関空間に新幹線構想? | Main | 養老鉄道、2018年1月1日から第三種鉄道事業者が変わる »

北海道新幹線札幌駅の「地下案」、消えて振り出しに

 北海道新幹線の最終的な目的地は札幌。北海道新幹線は新函館北斗まで開業し、その先の区間が建設中ですが、札幌のターミナルをどこに置くかは決まっていません。

 新幹線駅の設置場所にはいくつか案があり、このところ一番有力視されていたのが駅から少し離れた南側の道路下につくるという、「地下案」。ところが、この案も問題点が出され、「地下案」は検討対象から外れることになりました。

 なぜ「地下案」は消えることになったのでしょうか? それは、工事費が高いからです。地下にある構造物などを詳しく調べると工事費がさらに膨らむようです。また、在来線との距離があることも問題になっています。

 結局振り出しに戻ることになりました。鉄道建設・運輸施設整備支援機構が推す「現駅案」と、JR北海道が推す「東側案」の2案を検討することとなりますが、この2案とも問題点があります。はっきり言ってどの案も完璧なものはありません。言いたいことはいろいろあっても、あるものから妥協して、新幹線駅の場所を決めないといけないでしょう。札幌に新幹線の駅を置かないという選択肢はありませんから。
(参考:北海道新聞ホームぺージ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/154285、NHKホームぺージ http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20171229/4020411.html)

| |

« 奈良県、奈良リニア駅-和歌山県-関空間に新幹線構想? | Main | 養老鉄道、2018年1月1日から第三種鉄道事業者が変わる »

鉄道」カテゴリの記事

整備新幹線」カテゴリの記事

Comments

現駅乗入れ、ホーム運用の効率化が求められるから、歴代社長2人海に浮かべ武闘派組合が効率化案認める訳無い。5年10年経っても駅位置は決着せず、新小樽暫定開業がずっと続くと見ました。駅位置問題解決には成田空港同様、血生臭いアプローチに頼るしかないかなと思いますね。

Posted by: 仙台藩士 | 2017.12.31 04:13 PM

 仙台藩士さん、こんばんは。

* 5年10年経っても駅位置は決着せず、

 新小樽は在来線と全く接続しない駅ですから、暫定的でも終着駅にはなりえません。

 贅沢な使いかたをしている札幌駅を効率化して新幹線の発着場所を捻出するのが最良の策でしょうが、全ての関係者を納得させる案はないですから、(札幌市内の西のほうにつくるという)奇抜な案を含めてこれからもどんどん案は出ることでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2017.12.31 07:10 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 北海道新幹線札幌駅の「地下案」、消えて振り出しに:

« 奈良県、奈良リニア駅-和歌山県-関空間に新幹線構想? | Main | 養老鉄道、2018年1月1日から第三種鉄道事業者が変わる »