JR九州、2018年3月ダイヤ改正の減便見直しか?
JR九州が2018年3月のダイヤ改正で新幹線からローカル線の普通列車まで、1日当たりの運転本数を117本減らします(その後は大きな削減は行わず、長崎新幹線が開業するまで様子を見るようです)。この方針に対して九州各県の自治体は反発し、通勤通学客や旅行客に支障が出るとして、削減の見直しを求める声が相次ぎました。
その声に対してJR九州は、ダイヤ改正の内容について見直しをする方針です。修正が可能なものについては行い、当初よりは削減幅が縮小する可能性があるようです。
最終的な改正内容がどういうものになるかわかりませんが、ある程度はダイヤ改正に伴う不便が解消されるかもしれません。しかし、今回、JR九州が大幅な列車削減を伴うダイヤ改正を行ったのは、そもそもの需要が少ないため。正直言って、線路が残っているだけでもありがたい、というレベルの路線も結構あります。地元自治体から補助金がもらえるローカル私鉄や第三セクターならともかく、赤字が出ても何もしてくれない(黒字部門でカバーするのが当たり前だと思われている)JR九州では維持できません。「安かろう、悪かろう」ではなく、使える鉄道を維持したいのなら、JR九州に甘えずに地元自治体で負担しないといけません。
(追記)
JR九州の減便ですが、沿線にある定時制高校の通学のため、廃止方針だった都城発の最終列車の平日(学校登校日)のみ走らせることにしました。それ以外の大幅な見直しは行わないようです。
(参考:テレビ西日本ホームぺージ http://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2018012601231、大分放送ホームぺージ http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01260040105&day=20180126、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/180127/rgn1801270035-n1.html、西日本新聞ホームぺージ https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/392748/)
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