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長良川鉄道に新しい観光列車、「川風号」

 2016年4月、観光列車「ながら」をデビューさせた長良川鉄道。「森号」と「鮎号」の2両からなりますが、運行開始から1年半以上が過ぎた今でもハイシーズンには満席となることがあります。そこで長良川鉄道は3両目の車両を投入することにしました。「川風号」といい、2018年4月18日に運行を開始する予定です。

 「川風号」のデザインを行うのは、「ながら」をデザインしたのと同じ水戸岡鋭治氏。外観はすでにある2両と同じロイヤルレッド。天井や壁は白を基調としています。床は天然木を細かく組み合わせた寄木仕上げで、シートやソファーは白のレザーを使います。ロングシート構造になっていて、通勤通学用に使うほか、昼間には26人分のテーブルを取り付けてレストランカーになります(車内では調理を行わず、弁当を提供することになります)。原則として毎週土曜日に(1)地域の旬の食を提供する料理列車(関発郡上八幡行き、関を12時台に出発する予定) (2)沿線のお酒を提供するほろ酔い列車(郡上八幡発美濃太田行き。郡上八幡を16時台に出発する予定) を走らせます。既存の「ながら」の料金は最高12000円しますが、「川風号」は6000円に抑え(弁当がいらないのなら、運賃に300円の整理券を加えるだけで乗ることができます)、家族連れや若い人など今まで「ながら」に乗ることができなかった人にも乗ってもらいたいとしています。

 「川風号」は既存の車両を改装します。約1500万円かかる改装費用のうち100万円はクラウドファンディングで集めます。2018年1月2日現在で61%分集まっています。
(参考:長良川鉄道ホームページ http://www.nagatetsu.co.jp/enjoy/NagaraKawakaze.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171125/k00/00m/040/123000c、岐阜新聞ホームページ http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171125/201711250929_31006.shtml、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23867070U7A121C1L91000/)

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