地下鉄七隈線、開業が2年遅れる?
福岡市交通局は七隈線を博多まで延伸する工事を行っていますが、その工事を行っているときに博多付近の地下鉄建設区間の上の道路が陥没してしまいました。2016年11月のことです。
その事故の影響で、これまで2020年度とされていた開業予定時期が2年ほど遅くなるようです。2022年度になります。道路陥没事故から1年以上工事が中断していますし、その後も地盤改良に1年程度、事故の影響でトンネル内にたまった地下水や土砂の撤去にそれぞれ半年程度かかるようなのです。
事業費も上がります。これまで約450億円とされていましたが、地盤の強化などで約49億円かかります。そのほか、資材価格や人件費の上昇もあって、約587億円になります(この中にはエスカレーターの増設等も含まれます)。ただ、七隈線にとって博多延伸は、現状を打破する切り札です。時間がかかっても、費用がかさんでも、やらないわけにはいかないのでしょう。延伸を中止すれば、七隈線の苦しい状況を変えることはできないのですから。
(追記)
1月23日、福岡市交通局から七隈線の開業時期や事業費の見直しについての発表がありました。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20171208/k00/00e/040/286000c、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASKD83FSKKD8TIPE009.html、福岡市交通局ホームぺージ http://subway.city.fukuoka.lg.jp/subway_webapp/app/webroot/files/uploads/kaigyoujikioyobijigyouhinominaosinituite.pdf)
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