「ICOCA」の距離制限は3月17日から
この春に起こる、「ICOCA」についての動きのおさらいをしたいと思います。
「ICOCA」に利用できる距離の制限を設けるという話は以前に書きましたが、そのときの話通り、3月17日から実施されることになりました。JRのダイヤ改正と同じ日です。3月17日以降、「ICOCA」が使えるのは、入場駅から出場駅までの最短経路が営業キロベースで200キロ以内になる場合に限られます。ただ、以前にも書いたように、(1)大阪近郊区間内相互間の利用 (2)在来線特急列車停車駅相互間の利用(大阪-金沢間、新大阪-新宮間、岡山-出雲市間) (3)大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間の利用(例:尼崎-新宮間) の場合は200キロを超えても利用できます。
和歌山線高田-五条間に「ICOCA」を導入するのも、3月17日となります。草津線貴生川-柘植間と同じ日です。同時に新たに吉野口駅で接続するパターンの、JR西日本と近鉄のIC連絡定期券を発売します。和歌山駅7、8番のりばに中間改札を設置するのも、同じ3月17日です。和歌山線で気を付けないといけないのは、JR西日本と近鉄が駅を共有する、吉野口駅での取り扱い。特殊な操作が要ります。(1)吉野口駅から「ICOCA」でJRに乗る場合は、まず改札口のIC改札機にタッチして入場し、その後駅構内に新たに設置するのりかえ改札機に再度タッチします。のりかえ改札機は吉野口駅2、3番のりばホーム上及び地下通路に設置する予定です。 (2)「ICOCA」でJRに乗ってきて、吉野口駅で降りる場合は、まずのりかえ改札機にタッチし、その後改札口のIC改札機にタッチします。 (3)吉野口駅でJRと近鉄を「ICOCA」で乗り継ぐ場合は、のりかえ改札機にタッチする必要があります。
最後になりましたが、琴電での(10種類の)交通系ICカード利用開始日が3月3日と決まりました(バスや電子マネー端末での利用はできません)。ダイヤ改正日より少し早いです。「ICOCA」だけでなく、「Suica」など交通系ICカードが使えます。反対に、「IruCa」を琴電以外で使うことはできません。琴電内で交通系ICカードがチャージできるのは、高松築港駅、瓦町駅、琴電琴平駅、長尾駅、琴電志度駅など14駅です。
(参考:JR西日本ホームぺージ http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11740.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11739.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11742.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11744.html)
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