貝塚線直通のため、貝塚で切り離し&連結か?
以前から時々出てくるのが、福岡市交通局の箱崎線と西鉄の貝塚線の直通運転の話。福岡市と西鉄は1997年から直通運転の実現に向けて検討を行っていますが、未だに実現していません。今回、直通運転の実現に向けて、新しい案が出されました。
従来の案のおさらいからしておきましょう。従来の案では、福岡市交通局、西鉄がともに3両編成の車両をつくり、福岡市交通局側は天神で折り返します。貝塚線のホームを3両編成に対応させ、天神での折り返し設備をつくる初期投資が求められます。約260億円かかります。
新しい案では、貝塚で車両を切り離し、連結します。地下鉄から6両編成で来た列車は、貝塚で4両を切り離し、2両編成となって西鉄を走ります。反対に西鉄から2両編成で来た列車は、貝塚で4両を連結し、6両編成となって地下鉄を走ります。地下鉄は6両編成、西鉄は2両編成と現状の輸送力を維持し、設備投資を抑えることができるとしています。貝塚線からの列車が天神以西に乗り入れることもできます。
福岡市は今後、この新しい案にかかる費用の試算を行います。ただ、需要予測は大きく変わる可能性があります。九大箱崎キャンパスの跡地が福岡市交通局箱崎線沿線にあるからです。この跡地の活用方法によっては、需要予測が大きく変わるようなのです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20180129-OYS1T50043.html)
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