南阿蘇鉄道に新駅構想、JR九州にも乗り入れ
2016年の熊本地震で大きな被害を受け、一部区間のみの運行に留まっている南阿蘇鉄道ですが、夢はあります。2022年度に全線復旧してJR九州とつながったときには、JR九州の豊肥線の肥後大津まで乗り入れるというのです(豊肥線肥後大津-立野間は2019年前半の復旧予定)。
肥後大津まで乗り入れるのは、朝、昼、夕に1本ずつの3往復、快速というかたちで乗り入れます。立野での乗り換えがないので、肥後大津-高森間を30分台で結ぶことができます。30分近い短縮です。肥後大津は電化区間の端で、肥後大津から熊本方面へは、運行本数も増えます。
技術的な問題も少ないです。南阿蘇鉄道はもともと国鉄の路線なので、規格は豊肥線と同じです。立野に豊肥線と南阿蘇鉄道をつなぐレール、ポイント、信号機を整備すれば、直通運転ができるのです。これらの整備には5億円が必要とされていますが、国の補助金で、設備投資額の最大半分をカバーすることができます。今後は乗り入れ先のJR九州に協力を求める方針です。
さて、南阿蘇鉄道ですが、新駅を設置するという話もあります。南阿蘇鉄道の復旧後のありかたを検討する「南阿蘇鉄道沿線地域公共交通活性化協議会」が2017年12月26日にまとめた計画案(2018年度から15年間の南阿蘇鉄道の将来像などを盛り込んでいます)によれば、立野-長陽間と見晴台-高森間にそれぞれ新駅を設けるようです。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20171227-OYS1T50023.html、熊本日日新聞ホームぺージ https://this.kiji.is/320320699678344289?c=92619697908483575)
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