「SLやまぐち号」からC56撤退、12系客車は大井川に
山口線の「SLやまぐち号」を牽引するのは、主にC57。2017年11月にはD51の復活運転も行われました。2018年は3月から5月の運転日において、D51が「SLやまぐち号」を牽引します。5月5日にはC56との重連も行われます。
こうなると、時々「SLやまぐち号」を牽引していたC56の立場は危うくなります。事実、山口線での運行は5月6日で終了するのです。最終日の5月6日は「ありがとうC56」号という名前で走ります。客車は12系です。津和野10:32発新山口13:10着で、途中の篠目でD51の「SLやまぐち号」とすれ違います。11:55から12:05の間、篠目で2本のSL列車が並ぶのです。6月以降はC57が「SLやまぐち号」を牽引し、再びD51が務めるのは、11月24日になってから。翌日の11月25日にはC57とD51の重連を行います。もっとも、C56が廃車になるわけではありません。「SLやまぐち号」の運行が終了するのは、C56が山口線の急勾配に対応できないためで、北陸線の「SL北びわこ号」には使われます。
さて話は変わりまして、客車のほうに移ります。2017年9月に「SLやまぐち号」の客車に35系が投入され、12系客車は出番を失いました。しかし、その12系の新たな活躍の場所が見つかったのです。それは大井川鐵道、SLの動態保存をこれからも続けていくためにJR西日本から譲り受けたのです。12系の使用開始時期は未定ですが、現在、SL列車などに使用している旧型客車の負担軽減につながると期待されています。今のところ旧型客車を廃車するという話はありませんが、場合によっては休車になったり廃車になったりする危険性もないわけではないようです。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180227-590724/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79800、朝日新聞ホームぺージ https://www.asahi.com/articles/ASL3554VZL35TZNB01M.html、日本旅行ホームぺージ http://www.nta.co.jp/kansai/kokunai/pdf/4080059001.pdf)
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