西武3月10日ダイヤ改正で「拝島ライナー」など特急を充実
西武は3月10日にダイヤ改正を行います。
このダイヤ改正の目玉は、やはり「拝島ライナー」の運行開始。西武新宿から拝島へ、平日、休日ともに18~22時台に毎時1本ずつ、5本運行します(代わりに平日は各駅停車が減るようです)。西武新宿発拝島行きの片道のみで、西武新宿は毎時15分発、高田馬場は毎時18分発です。小平では平日は新所沢行き、休日は本川越行きに接続し、所沢方面にも行くことができます。
停車駅は高田馬場と、小平以遠の各駅。このうち、高田馬場は乗車専用で、降車はできません。そして、西武新宿、高田馬場から乗車するときは、大人300円、子供150円の指定料金が必要です。西武新宿と高田馬場では、各車両ともに1か所だけ扉が開きます。小平からは指定料金は不要で、空いている席に座ることができます。また、小平からはすべての扉が開きます。
指定料金では気を付けないといけないことがあります。事前に指定券を買わないで乗車した場合は、指定料金が高くなるのです。大人500円、子供350円と200円上がるのです。この取り扱いは、「拝島ライナー」だけではなく、特急「レッドアロー」にも適用されます(「S-TRAIN」では既に導入済みです)。このような車内発券料金の設定は、指定券を買わないで乗車するのを防ぐためなのでしょう。短距離特急だと、特急券を買わないで乗ろうとする人が結構いるのでしょう。
それでは、「拝島ライナー」以外の事項について説明します。40000系は「拝島ライナー」以外でも活躍します。平日に先輩格の「S-TRAIN」を増発し、下りの18~22時台は1時間間隔で走ります(上りは16~20時台が1時間間隔)。豊洲発は毎時0分発です。休日は特急を池袋-飯能間に6本増発します。26往復から29往復に増えます。上りは飯能14~16時台に増え、飯能発で見ると14~22時台が30分間隔となります。下りは10、15、16時台に増え、6~11時台は「S-TRAIN」を含めて約30分間隔で走ります。14~23時台も30分間隔です。休日にメットライフドームでプロ野球を行うときに、池袋-西武球場前間に臨時特急「スタジアムエクスプレス」が走りますが、その運転時刻を前倒しし、試合開始45分前ぐらいに西武球場前に着くようにします(現行は約15分前)。余裕をもって観戦することができます。
西武有楽町線は平日の21~22時台に合わせて4本増発します。平日の日中に池袋-西武球場前間を直通していた各駅停車が廃止されます。ただし、野球開催日(ナイター)には、西武球場前から池袋に直通する列車の種別が準急から急行になります。日中、池袋線の特急から本川越への接続が改善されます。
(参考:西武ホームぺージ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/20180125_haijimaliner2.pdf、https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/2018daiyakaisei.pdf)
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