横浜市交通局グリーンライン、6両編成化へ
横浜市北部を東西に走る横浜市交通局のグリーンラインは、朝のラッシュ時に混雑します。開業当初129%(日吉-日吉本町間)だった乗車率は、2013年度に171%にまで上がりました。2編成を追加した2014年度にはいったん153%まで減りましたが、2016年度には再び163%にまで上昇しました。この背景には、沿線人口の増加があります。開業当初と2018年1月で比較したところ、横浜市全体では2.8%の増加ですが、西側の中山がある緑区は4.4%増、最混雑区間を含む東側の3駅がある港北区は8.5%増、そして中ほどの都筑区(グリーンライン10駅中6駅があります)は11.7%増です。この傾向はこれからも続き、2025年度には体が触れ合い、週刊誌が何とか読むことができる程度の200%になるようです。さらに、沿線の再開発も予定されています。
グリーンラインについては増発も予定されていますが、その程度では根本的な解決とはなりません。そこで、131億円かけて、2024年度までに保有する17編成のうち10編成を6両編成化することにしました。もともとグリーンラインの各駅は6両編成に対応できるようになっていますが、経営難から4両で走らせてきました。需要が増え、本来の6両にすることにしたのです。2018年度予算案に川和町近くにある車両基地や各駅のホームドア、照明などに関する設計費として5200万円を計上しています。2020年度から駅や車両基地の工事を行い、2024年度に10編成の6両編成化が完了します。2025年度の乗車率は152%になる見込みです。
(参考:カナロコ http://www.kanaloco.jp/article/307549)
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