京都市交通局の一日乗車券等の価格改定は3月17日から
京都市交通局のバスが混む原因のひとつとして、バスの一日乗車券(「市バス・京都バス一日乗車券カード」)が異様に安いことが挙げられます。500円で一日乗り放題なのです。地下鉄とバスがセットになった「京都観光一日乗車券」が1200円もするので、地下鉄とバスを使い分けるようなことはせず、路線網が充実しているバスで京都駅などのターミナルからひたすら進もうとします。混むのは当たり前です。
そこで以前にも書きましたが、一日乗車券等の価格の改定を行うことにしました。改定日は3月17日で、新しい価格は次のようになります。バスに乗り放題の「市バス・京都バス一日乗車券カード」は「バス一日券」に変わり、値段は500円から600円に値上げされます。地下鉄とバスがセットになった「京都観光一日乗車券」は「地下鉄・バス一日券」に変わり、値段は1200円から900円に値下げされます。2日間有効の「京都観光二日乗車券」は「地下鉄・バス二日券」に変わり、値段は2000円から1700円に値下げされます。地下鉄のみ乗り放題の「市営地下鉄1dayフリーチケット」は「地下鉄一日券」に変わりますが、値段は600円のままです。1300円の「京都観光一日乗車券 山科・醍醐拡大版」も、「地下鉄・バス一日券」に統合されます。
それでは、従来の一日乗車券はどうなるのでしょうか? まず、値上げされる「市バス・京都バス一日乗車券カード」については、6月30日まで従来のものが使えます。追加でお金を払う必要はありません。その後、7月1日から2019年3月31日までは100円を追加すれば、手数料なしで新しい「バス一日券」と交換することができます。7月1日から2019年3月31日の間は、手数料なしで払い戻すことができます(6月30日までの間は通常通り200円の払戻手数料が必要です)。2019年4月1日からは交換や払い戻しができなくなります。
値下げされる「京都観光一日乗車券」については、3月17日以降も引き続き使えますが、2019年3月31日までの間なら、手数料なしで「地下鉄・バス一日券」に交換でき、しかも300円戻ってきます。少しの手間をかけてでも、交換したほうがお得です。払い戻しは2019年3月31日までできますが、通常通り200円の払戻手数料が必要です。2019年4月1日からは交換や払い戻しができなくなりますが、2019年4月1日以降も「京都観光一日乗車券」は引き続き使えます。「京都観光二日乗車券」も同様の取り扱いです。「市バス・京都バス一日乗車券カード」や「京都観光一日乗車券」等の交換、払い戻しは京都駅前など5か所の市バス・地下鉄案内所と、京都駅前、三条京阪駅、四条駅など8か所の定期券発売所で行います。
実はバスの一日乗車券についてはかなり古いバージョンのものがあります。1996年9月から2014年3月の間発売していた、「市バス専用一日乗車券カード」です。これらについても使うことができましたが、今回の価格改定に伴い、利用できなくなります。そのまま使えるのは6月30日までで、交換や払い戻しも2019年3月31日までです。2000年4月以降に発売された500円のものは「市バス・京都バス一日乗車券カード」と同じ扱いですが、それ以前の700円のものについては、扱いが異なりますので、御注意ください。
(参考:京都市交通局ホームぺージ http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000230238.html、http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000233719.html)
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