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南海は6000系をまだ使う?

 2月28日、南海は「南海グループ経営ビジョン2027」及び新中期経営計画「共創136計画」を発表しました。「南海グループ経営ビジョン2027」は今後10年間(2018年度~2027年度)、そして「共創136計画」はそのうちの最初の3年、つまり2018年度~2020年度を対象期間としています。

 ここで気になったのが、「共創136計画」の中にある、6000系の更新。6000系は高野線で走っているステンレスの通勤車両で、1962年から走っている車両なのですが、製造された72両すべてが現役で、しかも主要路線である高野線を走っています。支線で余生を送っているのではありません。この6000系72両を2023年度までの6年間で全て更新するというのです。更新がリニューアルを意味するのか置き換えを意味するのか分かりにくいところなのですが、ひよっとして6000系をまだ使い続けるということでしょうか?

 話は変わりまして、2017年10月の台風21号によって発生した土砂流出の影響で、運休が続いている高野線高野下-極楽橋間。上古沢駅付近の現場では、和歌山県と南海が地盤調査を行い、幅60メートルにわたって地滑りを起こしていたことが判明しました。地滑りが起きにくいように工事を行っています。

 南海は運休している高野線高野下-極楽橋間の運転再開を、4月上旬にする予定です。その復旧に合わせて、早期の再開と多客期輸送の観点から、もともと上古沢駅にあった交換設備を、下古沢駅に移します。下古沢駅もかつては交換設備があり、それが復活した格好となります。橋本以南では、全線復旧時に列車時刻の一部が変更されます(橋本以北は変わりません)。

(追記)
 高野線高野下-極楽橋間の運転再開日が3月31日に決まりました。これに合わせて、「高野線運転再開キャンペーン」が行われます。
(参考:南海ホームぺージ http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/180228.pdf、http://www.nankai.co.jp/traffic/info/transfer.html、http://www.nankai.co.jp/traffic/info/koyasan_campaign2018.html、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/150411/wst1504110046-n1.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/79825)

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